中日 スカウト部長ホレ直したドラ1柳の凄さ

2016年11月14日 16時30分

関大戦に先発した柳

 中日にドラフト1位で指名された明大・柳裕也投手(22)が13日、明治神宮大会・大学の部の準々決勝・関大戦に先発し、5回4安打無失点にまとめ、準決勝進出に貢献した。

 

 本来アウトコース低めへ決まる直球が浮き上がるなど本調子ではなく、初回は四球と安打で二死一、二塁、4回も二死から2安打と四球で満塁のピンチを招いたが、いずれの場面も空振り三振で切り抜けた。「今日は終始不安定だった。直球が高くて、力がなかったので変化球でかわす投球にした。カーブも引っ掛けていたので初回からカット(ボール)を軸にしてうまくしのいだ」(柳)

 

 これには視察した中日・中田スカウト部長も「今日のように状態が悪いときでも悪いなりにゲームをつくることができるのが柳。並の投手なら一つでも悪いところがあれば全部悪くなって投球が崩れてしまうものだが、柳は制球と緩急のコンビネーションが絶妙で、柱になる球をその日によってうまく変えられる。直球が走っているときはそれを主体でいけるし、そうでなければ変化球をうまく使える。持ち味を見せてくれた」とニンマリだ。

 

「150キロを投げられるわけじゃないし、魔球のような変化球があるわけじゃない。総合力の部分がないと自分は活躍できないので…」と柳は言う。中田部長は「吉見とはタイプは違うけど、吉見のように負けない投手になれる。いきなり開幕ローテ入りの可能性もあるし、2桁勝利はもちろん、1人で2桁貯金だってできる逸材」とベタ褒めだった。

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