阪神が糸井とFA初交渉 金本監督「恋人以上に思ってる」

2016年11月11日 16時44分

オリックス・糸井(右)とFA交渉の席に着く阪神・金本監督(左=代表撮影) 

 阪神が11日、オリックスからFA宣言した糸井嘉男外野手(35)と大阪市内で入団交渉に臨み、金本知憲監督(48)が“星野式”で熱い思いを訴えた。

 

 秋季キャンプ地の高知から駆けつけた金本監督は「すごく体の強さ、若さを感じた。35歳と思えないものがある。自分の35歳と比べても彼の方が全然若くて強い。どうしても欲しい選手。高知キャンプを1日休むことになったけど、それくらいの思いがあるということ」と力強く語った。

 

 思い描くのが2002年オフ、広島から阪神にFA移籍した自らの経験だ。「僕の場合は星野さん(現楽天副会長)にあまりにも強引すぎるお誘いに、無理やり連れて来られた。僕も星野さんに負けない思いを(糸井に)伝えました。とにかくチームが勝つため、優勝させたいために力を貸してくれ、と。恋人以上に思ってますんで。次に(交渉の)機会があるならもっと星野式に行く」と闘将に負けない熱意を糸井にぶつける。

 

 さらに走攻守すべて兼ね備えた超人ぶりを「非の打ちどころがない」と絶賛。「彼が来てくれるならもっと若手の競争が激しくなる。練習への取り組み方などいい見本になってくれる。(福留)孝介や鳥谷もいるけど、さらにプラス1になればもっと強くなる」と期待を込めた。

 

 一方、猛烈ラブコールに当の糸井は「“初めての恋人や”と言ってもらった。選手としてそういう言葉はすごくうれしい」と緊張気味。オリックスを超える4年16億円以上とみられる条件提示には「いい評価をしてもらった」としながらも「野球人生なのでしっかり考えて答えを出したいと思います」と慎重な口ぶりで話した。

 

 果たして鉄人アタックが実を結ぶか。