巨人・由伸監督 “選手復帰”に向け極秘トレ

2016年11月11日 16時30分

キャッチボールをする由伸監督

 巨人・高橋由伸監督(41)が“選手復帰”に向け、バットとグラブを手に本格始動だ。台湾での豪華OB戦出場へ向け、多忙な合間を縫って単独トレに励んでいる。

 

 秋季キャンプ第2クール初日の10日、全体練習開始前に由伸監督がグラブを手にグラウンドへ現れた。周囲の視線を集めるなか、指揮官はスタッフを相手に約10分間、40メートルの距離でキャッチボール。肩の感覚を確かめ終えると「台湾へ向けてね。俺が一番“若造”だから、投げないといけないからさ」と語り、気持ち良さそうに汗を拭った。

 

 この日、球団から20日に台湾・台中インターコンチネンタル球場で開催される「台湾OB選抜VS巨人OB選抜チャリティー試合」の概要が発表となり、王ソフトバンク会長のほか、中畑清氏、原辰徳氏らそうそうたるメンバーに並んで由伸監督も出場することが正式にリリースされた。

 

 現役時代はスターだった由伸監督も、役者揃いの巨人OB陣では、本人いわく「断トツで下っ端」。41歳と若いだけに、長いイニングの出場を要請される可能性が高い。

 

 そのために「一応動けるようにはしておかないと」と、バット数本とグラブを持参。第1クール中は選手の練習に気遣いながら、空き時間にブルペンにこもって極秘トレを積んできた。

 

 この日は選手のランチタイム中にウエート場で筋トレも行い、午後はフリー打撃と特打の合間に室内練習場で軽くティー打撃を敢行。「前からの球も打っておきたいんだよね。選手の邪魔はしたくないから、どのタイミングならできるか…」と、引退後初の“フリー打撃解禁”も示唆した。

 

 球団はこの日、DeNA・山口、ソフトバンク・森福の獲得に乗り出すことを表明。フロントの要請があれば、由伸監督も交渉への出馬意思を示しているが、現場指揮官としては、秋季キャンプでの若手指導が最大の仕事だ。さらに、台湾でのOB戦も巨人を挙げてのビッグイベントだけに、おろそかにはできない。

 

 大役をいくつも抱えながら、青年監督は一人、トレーニングに励んでいる。