巨人 山口獲りへ背番号「11」用意

2016年11月10日 16時30分

 巨人が国内FA権の行使を表明したDeNA・山口俊投手(29)の獲得に全力で乗り出す。球団は右腕が8日に宣言の決意を固めたのを受けて、準備を本格化。交渉解禁となる11日にも、即日アタックする準備を進めている。

 

 山口は権利行使を表明した8日の会見で「チームへの愛着はある。残留したい気持ちも強いが、選手である以上評価も大事にしたい。できるだけ早く納得できる判断ができれば」と語ったが、涙を流したところを見れば、退団の意思は固まっているとみていいだろう。

 

 DeNAは現状年俸8000万円(推定)の山口に対し、異例の宣言残留も認めた上で、3年総額5億円を超える条件を提示している模様だ。ただ、マネーゲームになれば、有利なのは巨人。DeNA以上の破格条件を提示して、右腕を口説き落とすつもりでいる。

 

 さらに金額面だけではない“決め手”を準備していることも判明した。チーム関係者が「クルーズの背番号を変更すると聞いている。山口のために(山口がDeNAでつけていた背番号でもある)『11』を空けるんだろう」と明かした。

 

 クルーズに11番を与えたのは、本人の希望に沿ってのものだったが、助っ人の評価は終盤の“造反騒動”で急落している。本人が謝罪の意思を示していることから残留は濃厚なものの、背番号変更に異を唱えられる立場にはなく、素直に受け入れるとみられる。

 

 巨人は山口のほか、同じくFA権行使を表明しているソフトバンク・森福の獲得交渉にも乗り出す方針。久々のFA市場全力参戦で、まずは投手ダブル獲りを目指す。