中日の契約更改 田島でスタートは球団の戦略か

2016年11月09日 16時30分

契約更改を終え、田島は笑顔だったが…

 19年ぶりの最下位に沈んだ中日の契約更改が8日、ナゴヤ球場に隣接する選手寮「昇竜館」でスタート。トップバッターは5月から守護神を務めた田島慎二投手(26)で4000万円増の年俸8200万円(推定)で一発サインした。

 

 今季の田島は開幕から31試合連続無失点で2リーグ制となった1950年以降のプロ野球新記録をマークするなど59試合に登板し、3勝4敗17セーブの好成績。「今年1年やったことに対して、投手の中で一番に近いぐらい頑張ってくれたと言われた。(自分の)思っていたところまで上げていただいた」と倍増近い高評価に納得の笑みを浮かべた。

 

 もっとも、これを受けてチーム内では「いの一番に田島を持ってきたのは球団の策略では」との声も噴出している。「今年、ウチでもっとも活躍した田島の契約更改を真っ先に終わらせることで、交渉を控える他の選手は、いろいろ考えるだろうからね」とチーム関係者が言えば、ある選手は「あのタジさんの成績でさえ倍増に届かなかったとなれば、今年も契約交渉でどう頑張っても、どうにもならないということになりますよね」とため息をつく。別の選手も「田島の契約更改で流れができてしまった」と、がっくり。

 

 最下位に終わっただけにナインは厳冬更改を覚悟しているとはいえ、いきなり田島で“MAX”を見せつけられ、さらに腹をくくらざるを得なくなったということか。ナインは早くも白旗ムードだ。