巨人・杉内 来季「中10日」復活プラン

2016年11月07日 16時35分

ブルペンで投球する杉内

 巨人の秋季キャンプ第1クール2日目の6日、杉内俊哉投手(36)が今キャンプ初のブルペン入り。高橋由伸監督(41)が見守るなか、順調な回復ぶりをアピールした。

 

 杉内の回復状況をつかもうと、指揮官は捕手の後ろ、打席近く、マウンドの裏と位置を変えながら厳しい視線で投球をチェック。スタッフを左右の打席に立たせながら全球種を試し、65球を投げた左腕は「緊張するね。力が入っちゃう。殺気を感じたよ」とジョーク交じりに笑った。

 

 由伸監督とも投球終了後は笑顔で言葉を交わした。「(投球内容は)悪くはないですけど、真っすぐも質の部分でもう少しいけるんじゃないか。(手術)以前の球が投げられればいいし、フォーム的にも何かつかめるものがあれば。このキャンプで継続してやっていきたい」と語った。

 

 指揮官は「本人はこのまま終わりとは思っていないだろうし、こちらも何とか復活してほしいと考えている。そのためにできることは用意する」とバックアップを約束。その言葉通り、この日投げたブルペンのマウンドにも工夫が凝らされていた。今回のキャンプでは6か所あるブルペンのマウンドのうち、右端を“杉内仕様”に改良。木村投手コーチによれば「股関節に負担がないよう、土を軟らかく、掘れやすくした」したという。

 

 杉内は昨年10月に右股関節の手術を受け、直後の車いす生活を含む長いリハビリを強いられた。今季は7月に二軍で実戦復帰したが、状態は上がらず一軍登板はなし。首脳陣としては杉内を焦らせるつもりはなく、由信監督も「実戦は来年になってからでいい」としている。仮に開幕へ間に合ったとしても、コーチの一人は「いきなりローテで回るのは無理だろう。中日の吉見がそうだったように、中10日ぐらいで投げてくれれば。7、8勝してくれたら御の字じゃないか」と復活プランを描いている。