ソフトバンク・城所龍磨外野手(31)が5日、秋季キャンプ地の宮崎・アイビースタジアムで、今季取得した国内FA権を行使せずに残留することを表明した。

 練習終了後、城所は「FA権を行使せずに残留することを決めました」と明言。取得直後から行使の意思はなく、球団ともシーズン終了直後に話し合いを持ち、2年契約を提示された。「(プロ入り後)13年間で手術を4回した。去年は1年で二度の手術をしたのに残してくれた。感謝の気持ちしかない」と残留の理由を説明した。

 岐阜・中京高校の先輩・松田から「宣言せぇや、チキンやな」とイジられたというが、思いは揺れることはなく「日本一のチームでプレーしてスタメンとして出たい」と決意を新たにした。

 守備と走塁のスペシャリストとして長く控えが続いたが、今季は交流戦で打率4割1分5厘、5本塁打、12打点、6盗塁と爆発して交流戦MVPに輝いた。