ソフトB退団の細川を狙う楽天の皮算用

2016年11月05日 16時30分

去就が注目される細川

 今オフのストーブリーグの主役に楽天が躍り出そうだ。

 

 今季の楽天は借金16を背負い首位・日本ハムに25ゲーム差離された5位に終わった。チーム防御率4・11(パ・リーグ5位)が示すように来季に向けた課題は明らかで、楽天は今オフのFA市場「投の目玉」で地元・仙台出身の西武・岸孝之投手(31)をエース・則本に続く先発の柱として虎視眈々と狙っている。

 

 その一方で、実質的な“大補強”となりそうなのが、ソフトバンクがコーチ要請に失敗し先日、自由契約となった細川亨捕手(36)の獲得だ。青森出身の細川の獲得には主戦捕手・嶋に続く2番手捕手&若手投手の育成指南役としての役割が期待されている。それに加え、梨田監督が強く求めているとされる細川の獲得には「彼が持つ生きた情報こそが楽天の目的」(球界関係者)という意味合いが隠されている。

 

 細川に近い関係者は「キヨシ(細川の愛称)がソフトバンクに移籍した11年を境に西武がホークス戦に苦戦している事実を見れば、そのチームの主戦捕手やベテラン捕手の同一リーグ内への移動が何を意味するのかが分かるはず」。細川移籍後、西武は今季まで6年連続してホークス戦に負け越している。

 

 その理由を西武関係者は「いまや12球団の全てが契約しているデータ会社のデータでは他球団との差別化はできない。重要なのはそのデータをどう生かすかのノウハウの部分。その点、野手や投手の日頃の性格や追い込まれた時の傾向までを詳細に把握している細川にはそのノウハウをまんまと活用されてしまった」とぼやいている。

 

 2年連続でソフトバンクに負け越している楽天。狙い通りにいきますかどうか。