悩ましい金本監督 糸井欲しいがチルドレン流出心配

2016年11月04日 16時30分

上からのカメラに反応した金本監督

 オリックス・糸井嘉男外野手のFA獲得を目指す金本阪神が、早くも“難題”を抱えている。

 

 年俸2億8000万円(推定)でBランク選手とみられる糸井の獲得に成功した場合、問題になるのは人的補償。今後、球団はFA交渉と同時にプロテクト選手の人選も進めていくが、ある球団幹部は「今年は誰をプロテクトから外すのか、より難しい選択に迫られる。今年の『超変革』でほとんどの若手が一軍を経験し、期待値も高くなっているから。しっかり、その辺のことも考えていかないと…」と頭を悩ませているのだ。

 

 このFA補強による人的補償で阪神は2007年オフの広島・新井獲得の際に赤松、10年オフの千葉ロッテ・小林宏獲得の際には高浜をプロテクト選手から外して“放出”し、2人とも移籍球団で活躍。今季は失速の原因にもなった交流戦で、ロッテに3戦全敗を喫したが、その中の2試合で本塁打を含む計4安打1打点と大暴れしたのが高浜で、チーム内からは「よりによってウチから出た選手が活躍するとは…。格好悪い」の声が出たほど。それだけに今回の糸井の場合も獲得前から、どうしても人的補償が気になるわけだ。

 

 3日、四藤球団社長が高知入りし、安芸秋季キャンプを視察。FA補強については「興味はある。状況を見ながら。補強ポイントだらけだし。現場と話し合う? もちろん、そう」とコメントしたが、こちらの人選問題はどうなるか。議論が白熱しそうだ。