広島投手陣 「黒田ロス」心配無用

2016年11月02日 16時30分

心配された黒田ロスは…

 広島投手陣が“黒田の教え”で来季の日本一を目指す。日本シリーズ敗戦から3日後の1日、休日にもかかわらずマツダスタジアムでは早くも野村祐輔投手(27)や大瀬良大地投手(25)らがキャッチボールなどで汗を流した。そんな姿に球団関係者は安堵している。

 

 というのも、チーム内には「黒田さんが引退することで心のよりどころがなくなってしまって、気が抜けてしまうのではないか」と“黒田ロス”を心配する声があったからだ。しかし、実際はその逆。男気右腕がいなくなった後の先発ローテーションの枠を奪おうと、若手投手陣は目を血走らせている。

 

 今季は主に中継ぎとして17試合に登板した大瀬良は「黒田さんから『来年もしっかり頑張れよ』と声をかけてもらった。先発の枠が空くのはチャンスだと思うし、そこに加わって活躍できるように準備したい。黒田さんみたいに人から頼られる選手になりたい」と先発への再転向を熱望。2勝に終わった九里亜蓮投手(25)も「ローテに入れるように頑張りたい。キャンプでは投げ込んでいく」と気合十分だ。

 

 チーム関係者は「黒田さんがこの2年間で見せてくれた戦う姿勢が選手みんなに伝わっているのだろう。最後の試合の後にも、みんなに声をかけて激励もしてくれていた」と感謝するばかり。「来年リーグ連覇して日本一になってほしい。今のチームはいいチーム。陰ながら応援したい」と男気右腕からリベンジを託された赤ヘルだが“黒田ロス”とは無縁のようだ。