DeNA・山口&ソフトB・森福&日本ハム・陽 巨人がトリプルFA補強も

2016年11月02日 16時30分

笑顔で坂本(右)の練習を見守る由伸監督

 巨人のFA戦略が激しく動いている。今オフ投手補強に主軸を置く球団はフリーエージェント(FA)権行使の構えを見せているDeNA・山口俊投手(29)、ソフトバンク・森福允彦投手(30)の本格調査をすでに開始した。さらにこの段階になって、日本ハム・陽岱鋼外野手(29)の名前も急浮上。球団内では異論があるものの、獲得調査の本格化が検討されているという。

 

 日本シリーズが幕を閉じ、球界は一斉にストーブリーグに突入した。来季3年ぶりのV奪回を目指す巨人は、最大の補強ポイントである先発投手とリリーフ左腕を念頭に、この日までにDeNA・山口、ソフトバンク・森福の両投手に絞り込み、宣言した場合に備えて交渉準備を進めている。

 

 今季年俸がA、Bランク以上のFA選手の場合、ルール上は1球団あたり最大2人までしか獲得できない。山口は人的補償も発生するBランクだが、森福に関しては獲得制限がないCランクとされる。つまり仮に両投手が宣言して、獲得に成功した場合も、巨人はAまたはBランク選手をまだ1人獲得可能ということになる。

 

 3人目を狙うなら対象は野手。編成関係者は「ドラフトで吉川(中京学院大)を獲ったことで、二塁のメドは立った。FAで獲りにいくなら強打の中堅手だろう」。だが球団内の大方は“トリプルFA補強”には慎重のようだ。それでも「上層部内に、いまだ野手のFA補強を強く望む声がある」という。

 

 そこでリストに急浮上したのが陽だ。ただ、陽に関しては態度を明確にしておらず残留の可能性もある上、オリックスなど数球団が早い段階から本格的な調査を開始している。巨人としてはこれまで本格調査の対象ではなかっただけに、割って入る余地があるのかは微妙。宣言に踏み切った場合に参戦するかについては、慎重に検討を重ねているとみられるが…。

 

 大物揃いで久々に活気づいている今オフのFA市場。巨人がどう出るかで、展開はまた大きく動きそうだ。