中日からドラフト4位指名された新潟医療福祉大のMAX147キロの本格派左腕・笠原祥太郎(21)が“無尽蔵なスタミナ”の持ち主として注目されている。

 大学では1年生から創部1期生として投手陣の大黒柱。3年秋に関甲新学生リーグの1部に昇格してからは15試合に登板して9勝(2完封を含む6完投)4敗、防御率1・79の成績を残した。「大学では1戦目で180球近く投げて完投して、2戦目でチームが負けたときに3戦目に7回ぐらいまで投げたこともある。投げるのが好きでほぼ毎日ブルペンに入っています」とケロリだ。その上、投球は強気。3年秋のリーグ戦で調子を落とした際は上武大との一戦で「7、8割ぐらい内角攻めをして調子を戻した」といい、中田スカウト部長も「あれだけ右打者の内角にグイグイ攻められるのは魅力」と舌を巻くほどだ。

 30日、笠原はCBCテレビのドラゴンズ応援番組「サンデードラゴンズ」に出演後、森監督について「映像で見ただけですけど、怖そうですね」とポツリ。「人見知りで、知らない人と話すのが苦手なんです。ずっと実家暮らしだったので寮生活になじめるかどうか…」と不安そうにも話したが、マウンドに上がれば、そんな性格も一変するらしい。

 一軍入りのためなら先発、中継ぎのどちらもOKで「いっぱい投げたい」。頼もしい男が竜に加入する。