【日本シリーズ】広島・ジョンソン95球降板の影響

2016年10月28日 16時30分

先発のジョンソンは好投したが…

 広島は日本シリーズ第5戦で9回二死満塁からまさかのサヨナラ満塁アーチを被弾し、1―5で敗戦。日本ハムに王手をかけられた。先発クリス・ジョンソン(32)が6回無失点と好投したが、打線が振るわず敵地でよもやの3連敗。29日から舞台は本拠地マツダスタジアムに移る。

 

 先発のジョンソンは6回無失点の好投で、沢村賞左腕の底力を見せつけた。再三にわたり得点圏に走者を背負ったが、味方の堅守にも支えられ要所を締めた。

 

 シリーズ第1戦では7回途中123球を投げ、1失点で勝利投手。緒方監督は「球数がいったので次に影響しないか。考えないといけない」と憂慮していた。本人は「肩と腕がくっついているから大丈夫。最善の状態にもっていく。しっかり勝って終わりたい」と鉄腕ぶりをアピールしていたが、6回95球で勝ち投手の権利を持ったまま降板。その直後の7回、2番手の今村が同点犠飛を浴び、サヨナラ負けにつながっただけに後味の悪い交代劇となった。

 

 今季初の中4日での登板だったジョンソンは「全然大丈夫だった。自分らしい投球ができた」と影響なしを強調する一方「6回の終わりにちょっと疲れが出た。自分の方から『疲れたので』と言い降ろさせてもらった」と降板の真相を告白。チームの負けには「別にこれといって言うことはない」とぶぜんとした表情だった。

 

 畝投手コーチは「よく投げてくれた。中4日だったのにね」と左腕をかばいつつ「本人と話をして『いけるとこまでいこう』ということだった」とこちらも悔しそう。一方、残り2戦でのブルペン待機については「いろんな形を考える」とだけ返答。中継ぎ左腕がいないだけにもう一度スクランブル登板する可能性もゼロではなさそうだ。

 

 それにしても、エース・ジョンソンで試合を落とした広島はあまりにも痛い敗戦となった。