【日本シリーズ】広島の「DH解除」にネット裏から異論噴出

2016年10月27日 00時19分

試合後の取材に応じる広島・緒方監督

 日本シリーズ第4戦(26日、札幌ドーム)、広島は逆転負けを喫し、連敗で対戦成績は2勝2敗となった。ネット裏では広島・緒方孝市監督(47)の采配が議論を呼んだ。

 

 広島は1―1の8回裏の守備からDHを解除。DHのエルドレッドに一塁を守らせ、前の回に新井の代走として起用された赤松に代えて、投手のジャクソンを4番に入れた。

 

「DH解除」は日本ハム・大谷が、ソフトバンクのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第5戦の最終回、マウンドに上がったときのことが記憶に新しいが…。

 

 本紙評論家の得津高宏氏は「正直『えっ、なんで?』と驚きました。広島がDH制に慣れていないセ・リーグだからというのもあるかもしれません。延長戦のことを考えたら、通常ならあり得ない采配です」という。

 

 DHを解除してしまうと投手を打席に立たせなければならず、投手が打席に立つごとに代打を用意することになる。日本シリーズの延長は15回まであり、試合がもつれれば何度も投手に打席が回ってくることも…。

 

「延長のことは考えず、勝ちきる自信があったのでしょうか。それにしても作戦としてはいかがなものかと思います。一塁を守れる選手がほかにいないのだったら、新井に代走を出すべきではなかった。もっと言えば、一塁を守れる松山を先に代えてしまったのがまずい。昨日の第3戦で松山に守備固めを出さずに失敗したことで、今日は松山を早めにベンチに下げてしまった。どうも広島ベンチは先の先の展開が読めていない。結果、バタバタしてしまったという印象です」(得津氏)

 

 結局、投手の打席に打順は回らず試合は敗戦。ただ、最終回は二死満塁と一打同点のチャンスにまで迫っていただけに、延長になれば「DH解除」がさらにクローズアップされるところだった。

 

 得てして負けるときはこういうものなのか。広島に嫌な感じが漂ってきた。