中日・森繁和新監督(61)が16日、またまた粋なファンサービスを行った。

 秋季練習中のナゴヤ球場では、もはや日曜日恒例となっているサイン会。この日は大野、小笠原、田島、岡田、若松の投手陣が参加したが、20分限定だったため、大行列を作ったファン全員がサインをもらうことは困難だった。

 すると、事前に荒木、森野、堂上ら野手陣に書かせていたサイン色紙200枚を、選手から直接もらえずにがっかりして並んでいたファンに配布するようスタッフに指示。求めに応じて自身もペンを走らせた指揮官は「先週は『せっかく並んだのに、なんでもらえないんだ!』って怒って帰ったファンもいたからな。選手も練習がまだあるし、どうせなら少しでも多くの人が喜んでもらえるようにしないとな」とニヤリ。

 これまでも内野席の開放や、子供たちをグラウンドに招き入れるなど様々なファンサービスの充実に努めてきた森監督。今後、どんな新アイディアが飛び出すか楽しみだ。