【パ・リーグCS】崖っ縁ソフトB・工藤監督「振り返ってもしょうがない」

2016年10月15日 13時30分

敗戦後にベンチで考え込むソフトバンク・工藤監督

 パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第3戦が14日、札幌ドームで行われ、リーグ覇者の日本ハムが2位・ソフトバンクに4―1で勝利した。

 

 ついに王手をかけられた。ソフトバンク・工藤公康監督(53)は「ちゃんと受け止めないといけないが、振り返ってもしょうがない。明日も一生懸命頑張るしかない」と声を振り絞ったが、頼みの打線が相手先発の有原から1点しか奪えなかったのが痛かった。

 

 試合後、チーム内から出てきたのは「今日はいいリードをされた」との声。「6番・一塁」で出場した明石は「有原もよかったけど(捕手の)大野が同じ球を続けてきた」と、封じられた理由を振り返った。

 

 今季の有原は開幕から市川とバッテリーを組んでいたが、9月22日の最後のソフトバンク戦では、大野が女房役を務めた。首位攻防の天王山。これまでと大きく投球スタイルを変えた有原に、ホークス打線は6回2失点と好投され、白星を献上した。それだけにCS前から大野の配球に関しては「もう一度、配球データを見直さないといけない」(球団関係者)と警戒をしていたのだが…。またしても思い通りにやられてしまった。

 

 先発の千賀も誤算だった。初回にレアードの3ランなどで4失点。立ち上がりが悪いタイプではないが、CSファーストステージも初回に2失点。CS開幕投手を任されるなど期待値の高かった右腕が予想外のデキで、先制点が勝敗に直結する短期決戦で役割を果たせなかった。

 

 投打の誤算という痛い敗戦で日本ハムに王手を許した。日本一V3を狙う工藤ホークスがいよいよ崖っ縁に立たされた。