中日・岩瀬 一軍で若手に鉄人エキス注入だ

2016年10月07日 16時30分

復活を目指す岩瀬

 中日のベテラン・岩瀬仁紀投手(41)が来季復活に燃えている。

 

 プロ野球最多の通算402セーブをマークしている左腕は今季、15試合に登板して0勝2敗、防御率6.10と不本意な成績。シーズン終盤に迷いながらも現役続行を決めた立場だけに「今年は投げるポジションもなかった現状で、今いきなり抑えを目指しているなんて言えば、何をバカ言ってんだ、ってなる」とは言う。だが、守護神の座を諦めたわけではない。「その気持ちは心にしまいつつも、結果を出していって最終的には、そこに返り咲ければいいかな、との思いはある」ときっぱりだ。

 

 ただし、来季19年目を迎える岩瀬の頭の中にあるのは、もはや自分のことだけでもない。「今はチームの変わりどきなんで、やっぱりチームのことを考えたら(抑えは)若い子がやるのがベスト。そこに自分がサポート的な役割で一本立ちできるようにしていかないといけない」。入団以来15年連続50試合登板、9年連続30セーブなど数々のプロ野球記録を持つ男は「僕も、もう長いことやれるわけじゃないので、今まで培ってきた経験というものを何とか伝えていきたい」と、自身の活躍を誓いつつ、若手に“鉄人エキス”を注入するつもりでもいるのだ。

 

 そのためにも「上(一軍)に自分がいないといけないし、状況に応じて、チームが困ったときに必要とされる人間でいたいという気持ちでやりたい」。このままでは終われない。鉄人左腕は来季に向けて、早くも気合十分だ。