右手薬指の骨折で戦列を離れていたソフトバンクの柳田悠岐外野手(27)が6日、ヤフオクドームでの全体練習に合流し、紅白戦に白組の「3番・中堅」で出場。3打席で1安打1四球と復調をアピールした。

 9月1日の西武戦(西武プリンスドーム)の守備で右手薬指を骨折してから1か月強。CSファーストステージから戦列復帰する予定で、紅白戦後は「普通にやれたんで、それが良かったです」と話した。

 驚異のパワーを誇る打棒爆発に期待したいところだが、そうはいっても痛みが全くない状態ではない。試合のブランクもある。それでも首脳陣は「柳田は四球を取れるのも大きい。タイミングとかはあるけど、打席に立てば相手も嫌がると思う。ストライク、ボールの見極めさえしてくれたら出塁して内川、長谷川でかえすという流れもできる」(藤井打撃コーチ)と、チャンスメーカーとしても期待を寄せている。1、2戦での先発が予想されるロッテの涌井、石川が難敵であることは間違いないが、不動の3番打者の復帰がチームに与える影響は大きい。