3連覇絶体絶命…ソフトB試合前から「らしさ」なし

2016年09月27日 16時30分

記者団に囲まれた工藤監督(中)は憔悴した表情

 ソフトバンクが26日のロッテ戦(QVCマリン)に延長戦の末、2―3でサヨナラ負け。痛い連敗で3連覇へ後がない状況に追い詰められた。

 

 王者らしからぬ黒星だった。ロッテのエース・涌井から序盤で2点をリードしたが、4回以降は追加点を奪えず0行進。救援陣が同点に追いつかれると、延長10回に守備のミスが敗戦につながった。

 

 無死一塁からベンチは大胆なバントシフトを指示。しかし、加藤の犠打を突っ込んだ一塁手・内川がはじいてしまい、さらに拾った投手・スアレスが一塁へ悪送球。2失策で二、三塁のピンチを招き、最後は一死満塁から鈴木に中前へ運ばれた。

 

 試合前から“らしさ”は失われていた。普段は活気づいている試合前練習も淡々とした雰囲気が漂っていた。「昨日までは勝ち負けで首位が入れ替わった。それがマジック3になって、普通に考えれば厳しい状況になってしまった…。それは誰もが分かるわけだからね」(チーム関係者)

 

 前日の敗戦後、チームがバスに乗り込んだタイミングで起こったのが、相手の暴投による日本ハムの劇的サヨナラ勝ちだった。ソフトバンクにとって残り試合の逆転ラインを考えれば、悪すぎる知らせだった。ただ、それでも勝ってプレッシャーを与え続けることができればチャンスが生まれた可能性もあったが…。

 

 工藤監督は残り試合に勝つしかない?との問い掛けに「それは変わらないです」と覇気なく話した。王者が絶体絶命に陥った。