日本ハムは19日のロッテ戦(札幌ドーム)に3―1で勝利し3連勝。首位のソフトバンクがオリックスと引き分けたためゲーム差なしの2位で21、22日のソフトバンクとの直接対決(ヤフオクドーム)に臨むことになった。

 ここに来て大谷翔平投手(22)は投打に絶好調だ。ロッテ戦では3番DHで3戦連続で打点を挙げ3連勝に貢献。この日は犠飛で先制点を挙げ「良かったです。フライを狙っていたので」と淡々と語った。投げては前回登板の13日オリックス戦で164キロの日本最速を更新と、投打ともに欠かせない存在となっている。

 21日の初戦に備えてこの日、試合前練習で大谷はブルペンに入った。7月に右手中指の負傷でローテを外れてから大谷が投げるブルペンには常に栗山英樹監督(55)の姿があったが、この日は冒頭を見ただけですぐに報道陣の取材に応じた。

「ここまで来たら選手を信頼するだけ」と話す指揮官にとって今の大谷に不安がまったくないことの証明だ。陽岱鋼が脇腹痛で万全ではないこともあり22本塁打、65打点を誇る大谷を打者としてもフル回転させる予定だ。

「残り10戦を切ってこういう試合ができることは幸せ。2つとって必ず優勝します」と栗山監督は必勝を誓った。