阪神が10日のヤクルト戦(神宮)に1―9で逆転負けし、金本知憲監督(48)がふがいない虎ナインに激怒した。
投打ともに精彩を欠いた試合だった。先発の能見篤史投手(37)は6回4失点、2番手の岩田稔投手(32)も4失点、3番手の山本翔也投手(27)が1失点と投手全員が失点。打撃陣も初回に1点を挙げただけで6安打に終わり、守備も3失策を喫した。
試合後、金本監督は8回に組んだ円陣について問われ「選手に聞けって」と吐き捨てた。また投打ともに集中力を欠くプレーがあったことを指摘されると「うちのチームの一番悪いところやね。その空気感を変えられないオレが一番悪い」と怒りをにじませた。
続けて指揮官がシーズン序盤からナインに言い続けてきた気持ちの部分を問われると「伝統的にある空気感。勝負どころであろうと、消化試合みたいな空気でやってしまう。集中力を欠くというか、執念がないというか」とあきれ顔だ。
最後に金本監督は「選手が変わろうとしないとどうしようもない」と言い捨てて球場を後にした。
阪神・金本監督が大敗に激怒「選手が変わろうとしないと」
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