ヤクルトの山田哲人内野手(24)が10日の阪神戦(神宮)で1試合3本塁打を放った。

 0―1とリードされた1回無死一、二塁で、阪神先発・能見の145キロの直球を捉え、レフトスタンドへ勝ち越しの36号3ラン。山田は「久しぶりにいいスイングができました」と笑みを浮かべた。

 3回一死で迎えた第2打席でも、能見の135キロの変化球を振り抜いて、左中間への37号ソロを放ち、2打席連続本塁打をマークした。

「高めに浮いてきたんでうまく打てました」と満足げの山田は5回こそ遊二飛に終わったものの、7回一死で阪神2番手の岩田から145キロの直球を右翼スタンドへ。この試合3本目となる38号ソロに「ボールに逆らうことなく打ち返した結果、最高の結果になりました」とニンマリだ。

 山田はこの日、3本の固め打ちで本塁打王争いトップのDeNA・筒香に1本差まで迫った。