ヤクルトが人気スマホゲーム「ポケモンGO」に頭を悩ませている。7月22日に日本でインストールが可能になってから、交通事故などさまざまなトラブルを巻き起こしているポケモンGO。それはクライマックスシリーズ争い真っただ中のヤクルトも例外ではない。

 クラブハウスはアイテムを入手できるポケストップに設定されており、8月中旬には人気お笑いコンビ「メイプル超合金」のカズレーザー(32)もスマートフォン片手にクラブハウスの周りに現れている。ただ、そこが立ち入り禁止だと知らずに入ってくる人が続出。さらに最近になって、あるレアキャラがクラブハウスに出現するという噂がツイッターなどのネット上に拡散した。

 これによって被害が悪化。スタッフなどに「入れないんですか?」と詰め寄るポケモントレーナーも増え、試合後に警備員がいなくなると「関係者以外立ち入り禁止」と書かれた看板を無視して“不法侵入”する不届き者も出始めたという。

 ヤクルト関係者は「クラブハウスだけじゃなくて、球場でもレアキャラを探して植え込みの中まで入っていく人もいるみたい。球場サイドからは『ポケストップを削除してもらったらどうか』という声まで出ている」と弱り切っている。

 ただ、ポケモンGOはチーム内でもプレーする関係者が多く、球場を訪れるファンも試合前などにポケストップを利用している。それだけに「ポケストップの削除はやめてほしい」の声も出ており、ヤクルトは解決法を見つけられずにいる。