中日次期監督として最有力視されている小笠原道大二軍監督(42)。1日現在、最下位にあえぐ一軍とは対照的に、就任1年目にして二軍は57勝35敗6分けで、ウエスタン・リーグで首位・ソフトバンクに勝率わずか5毛差の2位にピタリとつけているが、その心境は…。直撃した。

 ――ソフトバンクとシ烈な首位争いをしているが、二軍でも優勝を意識してやっているのか

 小笠原二軍監督:少なからず、そういうものを意識していることは確かだけど、そういう中で(二軍)選手たちが若いうちにそういうものを経験できているのは大きい。まずは経験しないと、何事も始まらない。あらゆる結果に対して、しっかり自分たちで受け止めてやっていってほしい。

 ――次期監督候補の筆頭として取りざたされていることはどう思うか

 小笠原:申し訳ないですけど、そういった報道を見ていないので。パソコンはいじれないし、ケータイもガラケーなので。新聞も全然見ていないので。全く情報というものを、自分の目や耳でしっかり得たものではないし、今はシーズン中なので頭の中にそれ以外のことを考えるスペースがない。

 ――一軍監督への打診も一切ないのか

 小笠原:今のところは全く何もない。本当に。今、言われるまで、そんなことは全く頭になかった。かといって、そうした報道が出ているからといって、それに対してコメントはないです。何も起こってないことなので。いろいろ聞かれても、初めてのことばかりなのでこっちも困ってます(苦笑い)。それが現状です。

 ――とはいえ、今後もいろいろ質問していくことになるが

 小笠原:それが(マスコミの)仕事ですからね。こちらはこちらの仕事をやるだけ。それだけだと思いますよ。自分の置かれている立場で、最後までシーズンを全うするのが自分の仕事ですから。それ以上でもそれ以外でもないです。言えることは一日一日、目の前のことを全力で自分の仕事をやり遂げるだけです。