ソフトバンク・柳田悠岐外野手(27)が1日の西武戦(西武プリンス)で、3回の守備中に負傷。右手薬指骨折で全治6週間と診断された。

 柳田は3回に西武・炭谷の低いフライを滑り込みながら捕球した際、右手の薬指にボールが当たり負傷。4回は先頭打者として打席に入ったが見逃し三振に倒れ、その裏の守備から交代して所沢市内の病院へ直行した。

 CT、レントゲン検査の結果、「右第四指末節骨骨折」と診断され、全治は6週間の見込み。

 病院から戻った柳田は右手にテーピングなどはしていなかったが「痛み? 普通にあります。治療に専念? それ以外にないです」と言葉少なだった。

 工藤監督は出場選手登録を抹消することを明かし「彼も一生懸命やった結果で、やってしまったものはしょうがない。10日後に痛みとか状況を聞いて、その後にどうするか話をしたい。(全治)6週間というのは普通の人が治るまでの期間。スポーツ選手は体力もあるし、治療すれば、そこまでかからないかもしれない」と早期復帰への期待を語った。

 とはいえ、チームは日本ハムと激しい首位争いの真っただ中だけに指揮官は「痛いこと、この上ない」と柳田離脱のショックを隠し切れなかった。