バレンティン 同郷の「両手両打ち投手」支援に名乗り

2016年08月31日 10時00分

左右同じフォームで投球するシエンチェ(公式HPから)

 ヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手(32)が、いま大注目している選手がいる。先日まで開催されていたリトルリーグの世界選手権にカリビアン代表キュラソーの一員として出場し、両投げ両打ちとして米国で話題となったジュランジェロ・シエンチェ選手(13)だ。

 バレンティンはシエンチェと同じオランダ領キュラソーの出身で「あの両投げの投手だろ? 知っているよ。(周囲から)評判を聞いてインターネットで見た。両打ちなのか? それは知らなかった。投げるところを見たけど、彼はアメージングだね!」と興奮気味に語った。

 バレンティンは60本塁打を放ちプロ野球記録を樹立した2013年、キュラソーで野球をする恵まれない子供たちへの基金を設立。そのため故郷の野球事情には常に気を配っている。

「自分が小さいころ、野球をやりたくても、使いたい道具が手に入りにくかったり、新しい物を買えないような状況だった。だから自分がプロになった時にキュラソーの子供たちには不自由ない環境で野球をやってほしいと思ったんだ」

 それだけにシエンチェの将来も心配している。「彼には未来があるからね。彼にサポート? もちろん。彼だけじゃなくてこれからも子供たちの応援を続けていこうと思っているよ」。残りシーズンも活躍して、故郷に尽くすつもりだ。