ソフトバンクが23日の楽天戦(ヤフオク)に2―3で敗戦。再び日本ハムにマイナス0・5ゲーム差に迫られた。

 同点の9回に守護神・サファテを投入。これが裏目に出た。まさかの3安打で二死満塁。島内を投手ゴロに打ち取りピンチを脱出したかに思われたが、サファテが足を滑らせて転倒してしまった。

 勝ち越しを許したばかりか、その際に右足首を痛めて途中降板。試合後の工藤監督は「いるいないで変わってくる。この1試合うんぬんよりも足のことが心配ですね」と表情を曇らせた。

 短いスパンで復帰できるなら、当面は現在8回に投げているスアレスを代役にして乗り切る予定となっている。ただ、逆に長期化するようだと、替えが利かない絶対的な選手だけに緊急事態だ。

 中継ぎも含めた全体のバランスを考えた上で、先発陣からの配置転換も検討しなければならない。

 首脳陣から「2~3日ならやりくりできる。ただ、長くかかるなら、そういったこと(配置転換)も含めて誰がいいのか考えないといけない」との声も出ていた。

 一夜明けた24日、福岡市内の病院での診断結果は右腓骨筋腱炎。球場に姿を現したサファテは「ちょっと痛い」としながらも「今日、明日は投げられないだろうけど、あさっては行けるんじゃないかと思っている。頑張るよ」と力強く話した。



 守護神離脱の最悪の事態は逃れたがチームは苦しい戦いが続く。