巨人は29日、ヤクルト戦(東京ドーム)に3―1で勝利した。

 初回に二死一塁から阿部慎之助捕手(37)の7号2ランで幸先よく先制すると、1点差の6回には坂本勇人内野手(27)の17号ソロで突き放した。投げては、先発の内海哲也投手(34)が3回以降は安打を許さず、7回を4安打1失点で6勝目(3敗)を挙げた。

 負けられない戦いが続く高橋由伸監督(41)は「(内海は)前半苦しい展開もあったが、粘って抑えた。チャンスは少なかったが、その中で阿部と坂本が打ってくれた」とたたえた。試合に敗れれば、ナインを厳しく叱責する村田真一ヘッドコーチ(52)も、大事なカード初戦をモノにし「テツ(内海)が頑張って、慎之助が打ったと書いとけばええんちゃう?」と報道陣に“レクチャー”しつつ、穏やかな表情で本拠地を後にした。