最下位の阪神は26日のヤクルト戦(甲子園)に5―3と逆転勝ち。連勝で借金を13に減らし、本拠地・甲子園での連敗を7で止めた。

 初回に3点を奪われる苦しい展開だったが、4回に6番に降格している悩める主砲ゴメス、新井などの4連打で同点に追いつくと、8回には再びゴメスが7日の巨人戦(東京ドーム)以来となる、バックスクリーン左への15号2ランで試合を決めた。

 金本監督は「終盤のいいところでゴメスが打つと点が入る。これで本人がテンション上げて乗っていってほしい」と喜んだ。残り試合が50試合を切った今後の戦いについては「まだまだ本来のチームとしての各自の役割、野球は今年一度もできていない。若い選手は多いが、今日のゴメスのように主力が打って…と何とか自分たちの形を作っていきたい」と話した。