復調ビシエドは中日の“主砲兼用心棒”

2016年07月14日 16時30分

4回に19号2ランを放ったビシエド

 中日は13日のDeNA戦(横浜)に2―7で敗れ、今季最多タイの借金6。前半戦を4位で折り返しとなり、谷繁元信監督(45)は「いいか悪いかでいうとよくはないね」と話したが、明るい材料は主砲のダヤン・ビシエド外野手(27)の復調だろう。この日も19号2ランを含む2安打2打点で、7月は44打数19安打の打率4割3分2厘、3本塁打、13打点だ。

 

 そのビシエドは7月に入ってからバット以外の“働き”でもチーム内の評価が上がっている。それは8日のヤクルト戦(神宮)でジョーダンから死球を受け、ヘルメットを投げつけるなど激高したバレンティンを、一塁を守っていたビシエドが体を張って止め、スペイン語で「冷静になれ、落ち着け」と言い聞かせてなだめたこと。「あれだけ興奮していたバレンティンに、とっさに立ちはだかるなんてなかなかできないよ」とチーム関係者。別の関係者は「ビシエドがいなければ、ジョーダンやウチのほかの選手も大けがしたり、大乱闘になっていたかもしれない。ある意味、前半戦のMVPだよ」というほどだ。

 

 これについてビシエドは「バレンティンが怖くなかったかって? 全然! 俺の辞書に“怖い”という文字はない。けんかをやりに行ったわけではないし、チームメートとして当然のことをしたまでだよ」と涼しい顔で話す。ナニータの右胸打撲での離脱もあり、11日から左翼でスタメン出場しているが「何かあれば俺は外野からでも走って駆けつけるよ」とも。

 

 頼もしいばかりの“主砲兼用心棒”ビシエド。後半戦はさらなる活躍の期待大!?