阪神は12日のヤクルト戦(長野)に3―1と快勝し、連敗を3で止めた。

 守備面の不振でスタメンを外れている原口が8回一死一、二塁、代打で同点適時打を放てば、7試合ぶりのスタメン出場の高山はダメ押しの左前適時打を含む3安打。苦しむ2人が勝負を決めた形だ。

 原口が「何とかしたいという気持ちだけです。打てて良かった」と話せば、高山も「もう1点欲しいところで打ててうれしい」と笑顔で振り返った。

 金本監督は「(原口は)あれだけ粘ってヒットを打てるのはさすが。俺だったら、粘って粘って四球だった。あと1本チャンスで打てない重い扉を、原口がこじ開けてくれたようなもの。高山もこれから彼のいいものが出てくると思う」とひと安心だった。