【球宴】中日・田島に待ち受ける地獄の遠征

2016年06月28日 16時30分

笑顔でポーズをとる田島

 中日・田島慎二投手(26)がセ・リーグ中継ぎ部門の1位。新人だった2012年以来2度目の出場で、ファン投票では初めて選ばれた。開幕から31試合連続無失点の日本記録を樹立。当初は中継ぎだったが、5月下旬から抑えを務める5年目右腕は「1年目は何も分からなかったけど、今回は違った喜びがある。シーズンと同じパフォーマンスが出せれば」と笑みを浮かべた。

 

 もっとも、チーム関係者は「田島のおかげで3年連続ファン投票選出ゼロという屈辱を避けられたのは大きいけど…」と複雑な表情だ。理由は7月の超過密スケジュールにある。

 

 5日の富山での広島戦を皮切りに、金沢(6日、対広島)、神宮(8~10日、対ヤクルト3連戦)、横浜(11~13日、対DeNA3連戦)。さらに15、16日の球宴2試合を挟み、18日から広島3連戦(マツダ)まで組まれている。田島には前日入りも含めて実に17泊18日の“地獄の遠征”になるからだ。

 

 田島は27日現在、2勝1敗、5セーブ、14ホールド、防御率0・79の成績を残しているが、リーグ2位タイの36試合に登板。チーム関係者は「ここまでの登板過多が心配。チーム事情でセットアッパーから守護神になったり、前半戦は何度も田島の頑張りでチームを救ってくれたので、本当は休ませてやりたいんだが…」と視線を落とす。

 

 別の関係者も「田島には4月に第2子となる長女が誕生したばかりで、赤ちゃんの顔も見たいだろうけど、7月はそれも下旬までできない。7月の遠征は体力面だけでなく、精神面でも相当きついものになると思うし…」と思案顔だ。

 

「タジ魔神」の異名を取る田島が、もしも潰れたら、それこそ一大事。中日サイドにとって7月は気が気でない日々になりそうだ。