【球宴】巨人・菅野すでに疲労蓄積…出るか強制休養効果

2016年06月28日 16時30分

巨人から選出された菅野(右)と坂本

 マツダオールスターゲーム2016(第1戦=7月15日・ヤフオクドーム、第2戦=同16日・横浜スタジアム)のファン投票の結果が27日、発表された。両リーグの最多得票は柳田(ソフトバンク)がパの外野手部門で52万1685票。セの最多は二塁手部門の山田(ヤクルト)で46万7633票。選手間投票の結果は30日に発表され、監督推薦を含む全選手は7月4日に出揃うが、各球団それぞれの思惑があるようで…。

 

 広島を8ゲーム差で追走する2位・巨人は27日、一部の先発投手陣が28日からの中日戦(東京ドーム)に備えてジャイアンツ球場で調整した。しかし、菅野智之投手(26)の姿はなく、2日連続で完全休養。尾花投手コーチは、不在の菅野について「連休です。疲れているので休ませた。ここまで一人で頑張ってくれたので。エースが倒れたらアカンからね」と説明した。

 

 今季は開幕から先発が駒不足で、ブルペン陣も不安定な中、菅野は驚異的な快投で孤軍奮闘してきた。その疲労が蓄積し、24日のDeNA戦(横浜)では自己ワースト9失点の大炎上で自身初の3連敗を喫した。独走状態の広島を追いかける上でも菅野の力は不可欠で、首脳陣はエースに“強制休養”させたわけだ。

 

 ところが、菅野は入団から4年連続4度目の球宴出場が決定。「ファン投票で選んでもらうのは初めてなので、何とか見に来てくれるファンの人の印象に残るような投球をできればと思います」と意気込み、対戦したい選手にはソフトバンク・柳田の名前を挙げた。今季は10日に対戦し、4打席で無安打に抑えるも2四球を与え「今年対戦してみて、あれだけ威圧感のある選手もいなかった。何とか直球で真っ向勝負してみたい」とリベンジを誓った。

 

 ただ、現場サイドには危機感が漂っている。チームスタッフは「チーム事情を考えれば、疲労のこともあるし、これから夏本番に入っていく。(菅野)智之を少しでも休ませたいところ。球宴前後の登板も球宴で投げる日を考えなくちゃいけない。球宴明けの阪神戦は日程的に厳しくなるだろうね。尾花さんも頭が痛いところじゃないか」と打ち明けた。

 

 難しいやりくりが求められる尾花投手コーチは、球宴との兼ね合いについて「だから十分考慮してますよ」と表情は硬いまま。休ませたいが、十分に休ませられない。これもエースが背負う宿命なのかもしれない。