広島は4日、開幕投手を務めた助っ人左腕クリス・ジョンソン投手(31)と来季からの3年契約に合意したと発表した。契約金は100万ドル(約1億650万円)、年俸は300万ドル(約3億2000万円)プラス出来高。

 ジョンソンは「カープのためにプレーできることをとても誇りに、また、幸せに思っています。さらに3年間、広島にいられる機会を頂けたことは、妻と私にとって非常にありがたいことです。次のオフシーズンには、メジャーリーグで好条件な契約を得る可能性もありましたが、私たち家族は広島の街を愛しています。また、カープファンのことを考えた結果が、日本に残る大きな決め手となりました」とコメントした。

 シーズン序盤で来季からの複数年契約を結ぶことは極めて異例。さらに広島の外国人選手としては歴代最高年俸となり、松田元オーナー(65)は「国内、国外を見渡しても、ここまで安定した左の先発はなかなか見つからない。3年の間、うちでプレーしてくれるのは喜ばしい」とコメントした。

 ジョンソンは昨季、広島に入団し14勝7敗、防御率1・85で最優秀防御率のタイトルを獲得。今季はここまで6勝4敗、防御率1・99の成績を残している。

 今季の年俸は1億2500万円プラス出来高。

(金額はいずれも推定)