ベテラン漫才コンビ「オール阪神・巨人」が14日、大阪市の梅田芸術劇場で行われた「第51回上方漫才大賞」発表会で、「海原やすよ ともこ」「中川家」を退け大賞を受賞した。

 オール阪神・巨人は、4度目の受賞。3回で並んでいた「横山やすし・西川きよし」「中田カウス・ボタン」を上回る最多受賞コンビとなった。

 オール巨人(64)は「僕らは漫才を始めて最初にこの新人賞をいただきまして、毎回いただくたびに漫才をやっててよかったと思います。いろいろな賞をいただきましたけれど、漫才のなかでは一番いい賞だなと思います」と同賞への思い入れを語り「まさか4回目をもらえるとは思っていなかったんですけれど、去年からずっと(デビュー)40周年として8都市を回ってきまして、そういうのも評価していただけたと思いますので、ありがたいです」と受賞を喜んだ。

 一方、オール阪神(59)は1985年以来となる受賞に「この賞をいただいたときに、漫才をやっていてもらえる賞はこれが最後かなと思っていたんですけれど、今、表彰式終わってから、もう一回欲しいなと思いました。まだまだ頑張らないといかんなということですね」と5度目の受賞へ意欲をみせた。

 なお、奨励賞は「銀シャリ」が、新人賞は「コマンダンテ」がそれぞれ受賞した。