中日のダヤン・ビシエド外野手(27)が10日、3・4月の月間MVPを初受賞した。新外国人野手による開幕月の受賞はセ・リーグでは史上初の快挙となった。

 開幕から3戦連続アーチを放つなど鮮烈なデビュー。ここまで全試合で4番を務め、4月終了時点では28試合に出場し、リーグトップタイの9本塁打、2位タイの23打点、4位の打率3割4分7厘と好成績をマークした。

 DeNA戦(横浜)の前に横浜市内の宿舎で会見し「大満足してるよ。キャンプからしっかり準備して臨んだ結果だと思う。神様とサポートしてくれた周囲の人に感謝です」と喜びを表した。

 もっとも印象に残った一発については、4月24日のヤクルト戦(ナゴヤドーム)で2点ビハインドの8回に放った逆転満塁本塁打を挙げて「野球をやっていて、こんなチャンスはなかなかない。打ててうれしかったし、今でもあの瞬間の手応えは残っているよ」と興奮気味に話した。