ソフトバンクの守護神デニス・サファテ投手(35)が、7日の楽天戦(ヤフオクドーム)で両リーグ最速の10セーブ目を挙げた。

 先頭の島内を内野安打で出塁させて、犠打で一打同点の場面を作られたが落ち着いていた。粘られながらも伊志嶺からクイックで投じたフォークで空振り三振を奪うと、最後は代打・枡田を渾身の155キロ直球で三邪飛に打ち取って締めくくった。

 これで5日連続での登板となり、4月30日の西武戦(ヤフオクドーム)から7連投。工藤監督も当初は休養を打診したが、守護神自らがセーブ機会での登板を志願してのマウンドだった。

 この日は「子供たちが少しでも笑顔になれれば」と、熊本県益城町と熊本市秋津地区の被災児童50人をヤフオクドームに招待していた。

 試合後は「今日は特別な日だったからね。朝、起きたときは疲れていたけど、彼らの笑顔で元気をもらえた。あの子たちが過ごしてきた困難を考えれば、弱音を吐けない。いい投球ができてよかったよ」と笑顔を浮かべたサファテ。チームも5連勝で早くも貯金は11となった。