巨人が29日のヤクルト戦(神宮)に1―4で完敗。連勝が3で止まった。先発のポレダが序盤からリズムに乗れず、2回に中村の先制2点適時打を浴びるなど4回5安打3失点。毎回走者を許す不安定な内容で、今季5度目の先発登板ながら早くも3敗目を喫した。

 ポレダは「(ヤクルト打線に)脱帽しています。相手打線が守備がいないところに打った。相手をたたえたい」としたが、この日も3四球を与えるなど、制球の悪さは相変わらず改善していない。与四死球21は、リーグワーストのていたらくだ。

 一方の打線も相手先発・石川の前に沈黙。この日は前日28日の阪神戦(甲子園)で左足首に自打球が直撃したクルーズが登録抹消となり、代わって5番に長野を据え、1番には立岡を起用する新オーダーで臨んだが、9回二死から1点を返して石川を降板させるのが精一杯だった。

 試合後の由伸監督は「(敗因は)失点もそうですし、点も取れないの両方じゃないですか」とひと言。続けて好投された石川については「いいのか悪いのかは、投げた本人に聞いて。相手のことは知らないよ」。その言葉からは悔しさがにじみ出ていた。