金本阪神 広島3連戦のテーマは「新井さん封じ」

2016年04月22日 16時00分

ナインの練習を見守る金本監督

 猛虎軍団が“新井さん封じ”に燃えている。21日のヤクルト戦(倉敷)が雨天中止となり、阪神は4位のまま、22日からの広島3連戦(マツダ)に臨む。金本知憲監督(48)にとっては故郷での凱旋試合。今回は通算2000安打まであと6安打に迫った広島・新井貴浩内野手(39)との“師弟対決”が注目されるが、あえて、それに無関心を決め込んだ指揮官をよそに、虎ナインは元同僚の偉業達成阻止に躍起なのだ。 

 金本監督と新井の「師弟関係」はいまさら説明するまでもないが、今回の広島3連戦はひと際、注目を集める。過去に指揮官がイジリ倒してきた弟分の新井が名球会入りの通算2000安打まで、あと6安打に迫っているからだ。だが、金本監督の目はあくまでチームの勝利優先で、新井については「年に1回は試合を決めるが、15回は潰している。阪神にいるときも試合を決めたのは2、3回じゃないの?」と“アニキ節”でジョークをかまして終了。「それよりも前回、ウチは(広島に)負け越しているし、菊池とか(広島の)打線はいいから」と8~10日の甲子園での広島3連戦で1勝2敗に終わったことへのリベンジを宣言した。

 そんな中、虎ナインのほうは目前でのメモリアル安打阻止のため、元同僚の“新井さん封じ”に意欲満々だ。捕手の梅野は「新井さんは尊敬する先輩。でも、絶対打たせるわけにはいかない。ピッチャーも僕も抑えるためにやっているので。前のカードでもやられている。抑えるのは難しい打者だが、いろいろ作戦を考えている」と意気込む。

 投手陣も新井への“2000安打を献上した男”になるまいと必死で「自分が打たれて達成されるわけにはいかない。それは投手陣みんなが思っていること。対戦することがあれば何としても抑えたい」(榎田)、「打たれないように頑張ります」(安藤)など、並々ならぬ気合と決意に満ちているのだ。

 最近5試合は1勝4敗と負けが込み、気がつけば4位。苦悩続きの指揮官のためにも…との思いもナインにはある。金本阪神は“新井さん封じ”で再ダッシュを目指す。