男子バドミントンのリオ五輪メダル候補・桃田賢斗(21=NTT東日本)の闇カジノ出入り問題には、巨人もショックを隠せなかった。球団が一連の賭博問題に揺れるなか、先月25日のヤクルトとの開幕戦で始球式を務めたのが、よりによって桃田だったからだ。
女性芸能人や歌手を起用して華やかに幕開けを演出する球団もあったなか、巨人があえてマイナースポーツのバドミントン選手を招いたのは、熟慮を重ねた上での判断だった。開幕戦前には野球賭博問題からの出直しを誓い、老川オーナーがファンに異例の謝罪。直後の始球式についても、親会社の読売新聞が主体となって「クリーンなイメージ」を最優先に慎重に人選が進められた。
その方針のもと、具体的にはリオ五輪のメダル候補を軸にアスリート数人をリストアップ。最終的に白羽の矢を立てたのが桃田だった。実際に本番では左腕から豪快なストライク投球でドームを沸かせ、「気持ち良かった」と爽やかな笑顔を見せてくれていただけに、今回の闇カジノ問題には巨人関係者もガックリ。「正直、タイミングが悪すぎるよ…」と肩を落としていた。
【闇カジノ】巨人 気まずい“桃田ショック”「クリーンなイメージ」で選んだのに…
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