巨人は28日、育成選手の左腕・金伏ウーゴ(26)と右腕・長谷川潤(24)と支配下選手契約を結んだことを発表した。背番号はウーゴが「025」から「95」、長谷川が「022」から「96」となる。

 2人は契約後、東京・大手町の球団事務所で会見。ウーゴが「やっとプロ野球選手になったという気持ち。山口(鉄也)さんのようなピッチングをしたい」と喜びの表情を浮かべれば、長谷川も「このような評価をしていただいて光栄。自分は斎藤(雅樹)二軍監督のように先発で完投できる投手を目指したい」と白い歯をのぞかせた。

 ウーゴは昨オフにヤクルトを自由契約となり、12球団合同トライアウトを経て巨人と育成契約。長谷川は昨秋の育成ドラフト8位で巨人に入団した。

 堤辰佳GMはウーゴについて「ドームの第2戦(26日・ヤクルト戦)で(左腕の)戸根投手がふがいないピッチング(9回から3分の2イニングを投げ3安打3失点)をしていた。左投手をキチッとしておかなければいけないと思い、支配下にした。競争の中に入れるだろうと思う」と中継ぎ候補であることを明言。長谷川に関しても「先発型なので、これから二軍で場数を踏んでいってほしい」と期待を寄せた。