ロッテの伊東勤監督(53)が22日、ヤマイコ・ナバーロ内野手(28)が銃刀法違反容疑で現行犯逮捕されたことを受け、宮崎市内で取材に応じた。

 ナバーロ容疑者は21日夜、チームとともに沖縄・那覇空港から鹿児島空港への移動便に搭乗する際、手荷物検査場で拳銃の実弾1発を所持していたことが発覚し、沖縄県警豊見城警察署に逮捕された。

 飛行機の中で知らされたという伊東監督は「変な汗が出てきた」と振り返り、「いきなりのことだったので、ビックリはしました。今、球団の方から連絡があったんですけど、私の方からは何言っていいかわからないので、今後は全部、球団の方にお任せしてある。詳しいことは、そちらの方に」と話した。

 元プロ野球選手・清原和博容疑者が覚醒剤取締法違反(所持)容疑で逮捕されるなど、球界には暗い話題が多い。

 指揮官は「個人的には野球界にあまりいいニュースがなかった。それに、また水を差したような形になって申し訳なく思っている。大きな戦力として期待している選手だっただけに残念です。しょうがないという言葉は使いたくないですね」と話した。

 ナバーロ容疑者は問題児との触れ込みもあった。しかし「遅刻を含めてワガママという話は聞いてましたけど、チームに合流してからは全く問題なかった。どちらかといえば物静かな男だと思った。実戦に入って選手とのコミュニケーションも取れるようになっていた。すごく明るくなって雰囲気もよくなっていた」とここまでトラブルはなかったという。