金本監督が横田を一軍で使い続ける理由

2016年02月22日 16時00分

4回、先制となる適時二塁打を放つ横田

 阪神が21日のヤクルトとのオープン戦(浦添)を5―1と快勝し、金本知憲監督(47)は初陣を白星で飾った。若手中心のメンバーで打線は13安打と爆発。指揮官は先制点を含む2安打1打点と活躍した3年目の横田慎太郎外野手(20)をベタ褒めした。

 

 白星スタートした金本監督は、先制点を含む5打数2安打1打点と気を吐いた横田を「漫画の主人公に出てくる感じ。他の打者が見逃し三振しているのに食らい付く姿勢がある。練習でできないことが試合で出るタイプ。楽しみよ」と褒めたたえた。

 

 ここまで実戦試合5試合で17打数7安打、打率4割1分2厘、3試合連続打点と絶好調。横田は「とにかく結果が欲しいです。打てなかったら監督から『入れ替えがある』と言われていますから」と必死でいるが、鉄人はよほどのことがない限り、このまま一軍残留を決めている。

 

 その“理由”が二軍時代の横田を徹底指導してきた掛布二軍監督の存在だ。今回の横田の一軍キャンプ初抜てきの際、掛布二軍監督が「今回は最大のチャンス。このまま一軍にずっと残ればいい。二軍には戻って来なくていい。教えることは教えたんだから。オレの仕事は終わり」と横田に“最後通告”。今生の別れのような猛ゲキを鉄人は伝え聞いていたからこそ、我慢強く見ていく方針を決めた。掛布二軍監督も横田の練習をDVDなどでチェックしているが、一軍での指導方法に口出しはせず、金本監督を信頼している。

 

 それだけに鉄人の使命は大きく、ある阪神OBは「ずっと掛布二軍監督が教えてきて形になりつつあったのならば、それをマイナスにはできないと金本監督は思っているはず。“金本がおかしくした”なんて絶対にプライドが許さない。当然メンツもある」と見ている。

 

 いずれにしても金本監督が「不思議な存在。非常に興味がある」と評した横田がこのまま本物になるかどうか、腕の見せどころだ。