ヤクルトの山田哲人内野手(23)が“食改革”を着々と進めている。25日は神宮を訪れ、室内練習場でキャッチボールなどの軽めのメニューをこなした。

 2014年のオフはマクドナルドのチーズバーガーを食べ続けて5キロ増量。いかにも独身らしい食生活だが、昨季からは栄養面に気を使うようになった。「基本的には好きなものを好きなだけ食べていますが、同じものを食べていると(栄養が)偏るので…」とジャンクフードを“卒業”。好物は「肉全般」と話す山田だが「サラダとかの野菜と果物を積極的に取るようにしています」とバランスの良い食生活を心がけるようになった。食事を改善してシーズンを通して好調をキープできた昨季は打率3割2分9厘、38本塁打、34盗塁でトリプルスリーを達成。チーム14年ぶりの優勝に大貢献し、セ・リーグMVPに輝いた。

 これを今年も継続しているという。山田は「今年は体重で目標の数字を決めず、増やせるだけ増やしたいと思っています。(松山で行った)オフの自主トレでは筋量を増やして大きくなるためのトレーニングをやってきましたし」と明るい表情。今季の目標に前人未到の「2年連続のトリプルスリー」を掲げる若武者が、今年もチームを頂点に導く。