15日に都内で行われた「第50回テレビ朝日ビッグスポーツ大賞」で日本ハム・大谷翔平投手(21)、創価大・田中正義投手(21)、男子フィギュアスケート・羽生結弦(21)の黄金世代3ショットが実現した。

 2015年のスポーツ界で優れた成績を残した個人、団体が表彰される同賞でいずれも1994年(平成6年)生まれの3人が初めて顔を合わせた。侍ジャパンの代表として壇上に上がった大谷は「またWBC、東京五輪で野球ができればいい。一体となって頑張っていきたい」とあいさつ。初めて会うフィギュアスケート「GPファイナル」男子シングルの金メダリスト・羽生から「テレビで拝見させていただいていますけど、自分がこんなに小っちゃいのかなと思った」と見上げられると大谷は「常々、僕と田中君は羽生君世代だと思っているので負けないように頑張りたい」と体重がほぼ半分(53キロ)の天才スケーターを“持ち上げ”て切り返した。

 また「ボールに重みを持たせるためにはどうしたらいいか?」という羽生の質問に大谷は「いま(体重が)100キロです。体重を増やすのはあくまで手段であって大事なのは技術です」と答えた。

 一方で同じ侍ジャパンのユニバーシアード大会で初優勝の立役者となった今秋ドラフトの超目玉、創価大・田中は「羽生君と同い年なんで、追いつけ追い越せで頑張りたい」とあいさつ。これに大谷は「大卒で同級生が入ってくるので、負けないように頑張りたい」と、来年は日本ハムで“チームメート”になるかもしれない156キロ右腕にもしっかりエールを送った。いずれにしろ1994年の「羽生世代」から目が離せそうにない。