虎の助っ人右腕・メッセンジャー「阪神で引退」宣言

2015年12月31日 10時00分

阪神・メッセンジャー投手

 2016年で来日7年目に突入する阪神の助っ人右腕・メッセンジャーが衝撃発言だ。今季は9勝止まりの不本意なシーズン。来季に向けて巻き返しとともに「阪神で引退する!」と言い切ったのだ。

 プライドが高いメッセンジャーにとって今季は悪夢のようなシーズンだった。2年ぶりに開幕投手を務めたが、5月に不振で二軍落ち。復帰後も好不調の波を繰り返し、来日以来自己ワーストとなる12敗。「今年は不幸な年だった。投げても投げても(打線に)援護がもらえなかった」と不満を爆発させたほどだ。

 来季は汚名返上が求められるシーズン。そんな助っ人が本紙に「来年の契約は球団オプションで1年だったから、頑張ってやる。そしてオフには阪神と最大で3年契約するつもりでいる。その後? 引退するよ」と衝撃宣言だ。11年から4年連続で2桁勝利を挙げてきた右腕は他球団から熱視線を送られている身だが、それでも「他チームに移籍? 僕が阪神を去ることなんて想像できるかい。そんなこと、僕も望んでいないよ!」と残りの野球人生を阪神一筋で貫くことを決意。最長なら19年オフに電撃引退する“人生設計”を明かしたのだ。

 中4日登板を何度も志願して実行するなど、誰よりもタフネスさが売りのメッセンジャーだが「日本人は40歳を越えてもプレーできる体を持っているけど、僕には無理だね。(19年に)38歳で辞めたとしても20シーズン、野球して過ごしたことになる。もう十分だよ」と話す。妻・ベネッサさんと2人の娘がいる家族の問題も大きい。「野球をやっている時は家族の中でどうしても僕が優先される。だから次は家族の番。僕が家にいて家族のために何かしてあげたいんだ」。シーズン中は日本の学校に通ってくれた子どもたちのため、引退後は米国に帰って、できる限りの恩返しをしたいという。

 すでに来季の開幕投手に立候補しているメッセンジャーは「来日1年目の選手のようにオープン戦から結果を出していきたい」と心機一転、奮起するつもり。金本監督もその意気や良しの心境だろうが、19年引退を目指す“生涯虎宣言”を果たせるか否かは2016年の活躍次第だ。