ポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す広島・前田健太投手(27)が15日未明、羽田空港から米国・ロサンゼルスに向けて出発した。代理人のアダム・カッツ氏との情報交換などが目的と思われる。滞在期間は不明だが、メディカルチェックを受けたり、メジャー球団の施設を見学するのだろう。場合によっては獲得を希望する球団との交渉の席に着く可能性もある。

 前田とメジャー球団の交渉は、米東部時間10日午前8時(日本時間10日午後10時)に解禁された。ドジャース、カージナルス、パドレス、エンゼルスなどが興味を示している。30日間の交渉期限は米東部時間の来年1月8日午後5時(同9日午前7時)までと余裕はあるが、この滞在中に一気に進展するかもしれない。