ヤクルト・山田哲人内野手(23)が8日、都内の球団事務所で契約更改交渉を行い、1億4000万円アップとなる2億2000万円でサインした。

 約20分のスピード交渉を終えて会見場に現れた山田は「評価していただきました」と笑顔。今季は143試合に出場し、打率3割2分9厘、38本塁打、34盗塁でトリプルスリーを達成し、チームを14年ぶりの優勝に導いた。

 日本シリーズでは史上初となる、1試合での3打席連続本塁打をマーク。まさにに記録ラッシュの一年となった。

 来季については「トリプルスリーを過去に2度取った人はいないと聞いているので、自分が初めて2度目となれるよう頑張ります」と高い目標を掲げた。

 会見後にはサプライズが待っていた。来季から背負うことになった背番号「1」のユニホームとともに、以前つけていたマリナーズ・青木宣親外野手(33)が現れたのだ。

 青木からは「ヤクルトの『1』というのは本当に特別な番号。プレーだけでなく、人間的な部分でもチームを引っ張れるよう頑張ってほしい」とエールを送られた。

 山田は思わぬ“背番号継承式”に驚きつつも「認めてもらえるよう頑張ります」と表情を引き締めた。

(金額は推定)