西武は27日、前インディアンス3Aコロンバスから獲得した台湾人右腕C・C・Lee投手(李振昌=リー・チェンチャン、29)の入団会見を都内ホテルで行った。

 スリークオーターから最速155キロの速球とスライダー、フォークを繰り出すLeeは会見で「フォームが横投げでちょっと変わっています。米国では中継ぎでしたが、任せられた場面はどこでも投げたい。精一杯チームの勝利のために頑張って優勝に貢献したい」と抱負を語った。

 イ軍3Aではソフトバンク・松坂大輔投手(35)や村田透投手(30)とチームメートだったこともあり「遠征先でルームメートだった村田投手には米国と日本の野球の違いを話してもらった」とLee。

 獲得に尽力した渡辺久信SD(50)は「リリーフ投手はウチの補強ポイント。補強リストの中では上の方にいた投手。フォーク、スライダーが良く真っすぐもカット気味に左打者の胸元に入ってくるし制球もいい。うまく日本の野球に順応してくれたら結果は出せると思う」と大きな期待を語った。

 その一方で同SDは「それにしても銀仁朗に似てるよな〜」とLeeと顔がうり二つの新選手会長・炭谷銀仁朗捕手(28)の印象を語り周囲の笑いを誘っていた。