“奇跡の目”を持つ長野をWBCへ!

2012年10月15日 16時00分

 巨人が、長野のWBC出場を熱望している。G軍からは阿部をはじめ坂本、杉内、内海ら多くのナインが侍ジャパンのメンバーに選ばれると予想されている。そんな中、なぜ長野にだけ熱い期待が寄せられるのか。長野が世界に誇る“奇跡の目”を持っているからだという。

 14日、韓国LGとの試合に出場した長野は2打席目に左中間二塁打。17日からのCS最終ステージへ向け、好調さを見せつけた。しかし、チームが長野に期待するのはCS、日本シリーズの活躍だけではない。「長野には是が非でもWBCに出てほしい」「チョーさん(長野)ならば世界でも活躍できる」というナインや関係者が続出。侍ジャパン入りを猛プッシュしているのだ。

 昨年はプロ2年目にして首位打者、そして今季はチームメートの坂本と最多安打と、2年連続で個人タイトルを獲得。その実績からして当然ではあるが、一番の理由はそうではない。長野の「目」だ。

「あれは一昨年、ルーキーの時でした」と振り返るのは当時を知るチーム関係者。「新人合同自主トレの期間中に、必ず『スポーツビジョンテスト』を行うのですが、そこで驚異的な記録を叩きだしたんですよ」

「スポーツーー」とはスポーツをするうえで必要な動体視力などの目に関する「身体能力」を8項目で測定し、今後の課題や資料にするもので、今では12球団で行われている。そこで測定された「深視力」の部門で「一流アスリートが100人やっても1回出るか出ないか」という「誤差ゼロ」を2回も計測したという。

 深視力というのは、向かってくるボールと自分との距離感を司るもので、野球とりわけ打者にとっては、タイミングの取り方やミートポイントにボールを合わせるなどの動きに不可欠な、重要な要素の一つといっていい。「計測したスタッフも『まぐれでも1回出すのは困難。それを2回も出すというのは、たぐいまれなる能力の持ち主だ』と絶賛していた」(関係者)。周囲から大歓声が起こり、やがて「奇跡の目を持つ男」とささやかれるようになったという。

 それを証明するかのように、長野は1年目から活躍し日本を代表する外野手へと成長。そうなれば、今度は世界=WBCに関心が向くのは当然の流れ。その目が世界に通用するか、ぜひ見てみたい。